矯正歯科とは、悪い歯並びをキレイに戻して、しっかりと噛めるように治してあげることです。矯正装置を使って歯や顎に力をかけて、時間をかけてゆっくりと歯を動かしていきます。
不正咬合とは、上下の歯の噛み合わせが正しい位置からずれてしまっている状態のことを言います。具体的には以下のようなものがあります。
いわゆる“出っ歯”のことです。上顎前突には2パターンあります。上の顎が前に出ている「上顎前突症」と、下の顎が後ろに下がっている「下顎後退症」です。
いわゆる“受け口”のことです。通常の歯並びでは、下顎は上顎より後ろの位置にあります。しかし反対咬合では逆になり、下顎が上顎よりも前に出てしまいます。
上下の前歯が全く噛み合わない状態のことです。主な原因は、指しゃぶりや舌を前に出す癖にあります。
上下の歯を噛み合わせた時に、上の歯が下の歯を覆っている状態のことです。噛み合わせが深いため下の歯がほとんど見えません。
上顎と下顎の奥歯の噛み合わせが、横にずれてしまった状態です。多くの場合、顔のゆがみも見られます。
“乱杭歯”や“八重歯”などとも言われます。 顎が小さかったり、逆に歯が大きいために、すべての歯が並ぶスペースがなく、前後にずれて生えてくる状態のことです。
いわゆる“すきっ歯”のことです。歯に対して顎が大きかったり、逆に歯が小さかったり本数が足りなかったりして、歯と歯の間に隙間が出来てしまいます。
不正咬合にはどんなデメリットがあるのでしょうか?下記が代表的なデメリットです。
ワイヤー矯正は、最もスタンダードな矯正方法です。歯に「ブラケット」という機械をつけてからワイヤーを通し、少しずつ歯を動かしていく方法です。ブラケットは金属タイプのものと、目立ちにくいセラミックタイプのものがあります。
「アライナー」という、マウスピースを使って矯正していく方法です。個人差がありますが、基本的に2週間に1回新しいアライナーをつけて、徐々に歯を動かしていきます。取り外しができるのが最大の特徴ですが、適応される症例が限られています。